東京五輪
東京オリンピックが開催されると決まった時は嬉しかったし、せっかくだから観に行こうかなと計画したのを覚えている。それが、大会が近付くに連れて不穏な雰囲気になって来て、いやこれ、こんな状況で開催して大丈夫なの?と思うようになって来た。
開会式を観ながらも、その心配は続いたわけで、どこかオリンピックを楽しむことに遠慮していた自分がいた。どうせ盛り上がらないだろうなとも思ってたし。
ところが聖火ランナーで長嶋氏が登場した時、あのスーパースター中のスーパースターの長嶋さんが、最近メディアにも滅多に出ることもなかった長嶋さんが、後遺症も何のそので聖火ランナーで登場されたということに感動したし、あーオリンピックってやっぱり凄いイベントなんだ、特別なイベントなんだと改めて実感したし、楽しんでもいいんだ、不謹慎ではないんだと解放感も覚えた。
競技が始まると、10代の若い人たちの爽やかな活躍も未来への希望に繋がった。
スケボーなどのみんなでワイワイ仲良く楽しむ新しい種目も好きだし、観ていて気持ちいいけど柔道や空手なんかのストイックな武道精神も好きだな。どっちも好きだしどっちが良いということもない。それぞれ素晴らしいと思う。
柔道の大野選手に代表される共栄共存なんて初めて知ったけど、共感した。
やっぱり日本人って良いな、武士道って尊いなと思う。
ありがとう東京オリンピック。感動をありがとう。